Scriptnest — 脚本

Scriptnest マニュアル

物語を4階層のツリーで組み立て、登場人物や場所をマスターデータとして持たせたうえで、AIと一緒に脚本を書き上げるまで。プロジェクトの作成から書き出しまでを、実際の画面で追いかけます。

全 5 章 / 19 項目 ・ 画面キャプチャ 29 点

1プロジェクトの作成と管理

まずはシナリオを管理するための「プロジェクト」を作成します。Scriptnestでは、バージョンごとに「稿」を分けて管理することも簡単です。

プロジェクトの起動

プロジェクト一覧画面#

ログインすると、作成済みのプロジェクト一覧が表示されます。ここから作業したいプロジェクトを選択します。

図 1.1:プロジェクト選択画面
図 1.1:プロジェクト選択画面

プロジェクトの新規作成#

新しい物語を書き始める場合は、「新しく作る」ボタンからプロジェクト名を入力して作成します。

図 1.2:新規プロジェクト作成
図 1.2:新規プロジェクト作成

プロジェクトの複製(新しい稿の作成)#

既存のプロジェクトをベースに「第2稿」などを作成したい場合は、複製機能を使います。元のデータを残したまま改稿作業を進めることができます。

図 1.3:プロジェクトの複製
図 1.3:プロジェクトの複製

2ストーリーツリーの構築

Scriptnestの最大の特徴は、物語を「ライン」「シーケンス」「シーン」「アクティ(行動)」の4階層で視覚的に整理できることです。複雑なプロットも迷子にならずに構築できます。

階層構造の作成

ストーリーツリーの全体像#

プロジェクトを開くと、まずストーリーツリーが表示されます。ここで物語の骨組みを作っていきます。

図 2.1:ストーリーツリー画面
図 2.1:ストーリーツリー画面

ラインとシーケンスの追加#

「ライン追加」ボタンから大きな物語の柱となる「ライン」を作成します。シーケンス(一連の展開)は、ラインの右端の「+」を押して追加します。

図 2.2:「ライン追加」ボタン
図 2.2:「ライン追加」ボタン
図 2.3:ストーリーラインの追加
図 2.3:ストーリーラインの追加
図 2.4:ラインの「追加」「削除」ボタン
図 2.4:ラインの「追加」「削除」ボタン
図 2.5:シーケンスの追加
図 2.5:シーケンスの追加

シーンとアクティの追加#

シーケンスの中に具体的な「シーン(場面)」を追加し、さらにそのシーン内で何が起こるかを「アクティ(行動)」として複数書き込んでいきます。

図 2.6:シーンの追加
図 2.6:シーンの追加
図 2.7:アクティ(行動)の追加
図 2.7:アクティ(行動)の追加

直感的なドラッグ&ドロップ操作#

ツリー上の各要素(ライン、シーケンス、シーン、アクティ)は、自由にドラッグ&ドロップで入れ替えが可能です。プロットの変更や構成の練り直しが極めてスムーズに行えます。

図 2.8:ドラッグ&ドロップでの入れ替え
図 2.8:ドラッグ&ドロップでの入れ替え

3設定とマスターデータ管理

テーマや目的を設定し、登場人物、場所、小道具をデータベースとして一元管理します。これにより、AIが設定を正確に読み込み、矛盾のない執筆を実現します。

基本設定とシーンへの割り当て

ストーリー基本設定とフォーマット#

「設定」タブから、物語のテーマや主人公の目的、詳細設定を書き込みます。また、執筆する際のフォーマット(日本式など)もここで指定します。

図 3.1:ストーリー基本設定
図 3.1:ストーリー基本設定
図 3.2:脚本フォーマットの指定
図 3.2:脚本フォーマットの指定

シーンへの要素登録#

各シーンのパネルで、その場面に登場する「場所」「小道具」「登場人物」を追加して紐付けます。

図 3.3:シーンへのマスター要素登録
図 3.3:シーンへのマスター要素登録

マスターデータの詳細管理

登場人物の管理と深堀り#

登録されたキャラクターは一覧で管理されます。詳細編集画面では、「欲求・欠落」「秘密・嘘」といった深い内面まで定義でき、血の通った描写をAIに促します。

図 3.4:登場人物一覧
図 3.4:登場人物一覧
図 3.5:キャラクター詳細編集
図 3.5:キャラクター詳細編集

場所・小道具の管理とAI自動抽出#

場所や小道具も同様に一覧で管理されます。また、すでに書かれたシナリオテキストから、AIが自動的に情報を読み取り抽出・登録する便利な機能も備わっています。

図 3.6:場所のマスター管理
図 3.6:場所のマスター管理
図 3.7:小道具のマスター管理
図 3.7:小道具のマスター管理
図 3.8:AIによる自動抽出機能
図 3.8:AIによる自動抽出機能

他言語への翻訳

プロジェクトの翻訳#

「設定」タブの「翻訳」セクションから、プロジェクト全体を別の言語へAIで一括翻訳できます。訳文を新規プロジェクトとして作成するか、今のプロジェクトを置き換えるかを選べます。実行にはAI接続設定が必要です。

図 3.9:プロジェクトの翻訳
図 3.9:プロジェクトの翻訳

4シナリオ執筆とAIアシスト

構築したツリーと設定をもとに、いよいよシナリオを執筆します。最先端のAIをパートナーとして迎え、シームレスな協働作業を行います。

AIの設定と執筆の開始

AI接続設定(BYOK方式)#

Gemini、Claude、ChatGPTなどのAIを、ご自身のAPIキーを利用して接続します。状況に合わせて最適なモデルを選択可能です。

図 4.1:マルチAI接続設定メニューを開く
図 4.1:マルチAI接続設定メニューを開く
図 4.2:マルチAI接続設定
図 4.2:マルチAI接続設定

ストーリー執筆画面#

「ストーリー執筆」タブを開くと、シーンごとの執筆エディタが表示されます。設定したスタイル(標準、重厚・シリアス、コメディ等)を指定できます。

図 4.3:ストーリー執筆画面
図 4.3:ストーリー執筆画面
図 4.4:執筆スタイルの選択
図 4.4:執筆スタイルの選択

人間とAIの協働(手動修正とリテイク)

AI執筆と手動修正#

「AIで執筆」ボタンを押すと、シーンの設定や文脈を踏まえてAIがシナリオを生成します。もちろん、出力されたテキストはエディタ上で直接、自由に加筆・修正できます。

図 4.5:自由な手動修正
図 4.5:自由な手動修正

リテイクの依頼#

AIの出力が意図と異なる場合は、メニューから「リテイクを依頼」し、再度書き直させることが可能です。

図 4.6:AIへのリテイク依頼
図 4.6:AIへのリテイク依頼

5分析・比較とエクスポート

書き上げたシナリオの完成度を高めるための分析機能や、現場で共有するためのエクスポート機能を備えています。

高度な分析と比較

AIによる「脚本分析・矛盾検知」機能#

執筆したシナリオにおける「時系列の矛盾」や「キャラクター知識の不整合」などをAIが自動で検知し、改善案を提示します。客観的にプロットの完成度を高められます。実行には、ストーリー執筆タブで先にAI接続設定を済ませておく必要があります。

図 5.1:AIによる高度な脚本分析
図 5.1:AIによる高度な脚本分析

視覚的な「稿」の比較機能#

前のバージョン(第1稿など)と「どこが追加・削除・変更されたか」を、コードの差分のように色付きで分かりやすく比較・確認できます。

図 5.2:変更箇所の視覚的な比較
図 5.2:変更箇所の視覚的な比較

シナリオの書き出し(エクスポート)

プロ仕様のフォーマットで書き出し#

完成したシナリオは、「エクスポート」機能を使って整形されたPDFやテキストデータとしてワンクリックで書き出すことができます。すぐに現場で共有可能です。

図 5.3:PDF/テキスト形式でのエクスポート
図 5.3:PDF/テキスト形式でのエクスポート

わからないことがあれば

同じところでつまずいた人がいるかもしれません。コミュニティで質問したり、要望を投稿できます。

コミュニティを見る